IoT

INTERNET OF THINGS

ベジタリアは、ITを活用した農業の課題解決を実現します。農業従事者の減少、高齢化が問題になる中、稲作経営において水田の見回りは大きな負担となっています。ベジタリアの「PaddyWatch（パディウォッチ）」は水田の水位をいつでも簡単にスマートフォンから確認ができるようにすることで、その見回りの手間やコストの削減を実現します。また、農業環境センサ「FieldServer（フィールドサーバ）」、営農支援システム「agri-note（アグリノート）」などのサービスによって、これまで見えなかった農業のデータを簡単に「見える化」し、広く農業経営の効率化に繋げていきます。ベジタリアの農業IoTサービスによって見える化されたデータを最先端の植物科学の知見と融合することで、これまで暗黙知であり共有が難しかった農家の「経験と勘」を科学的に説明することで次世代への継承が可能となります。そして、高齢化が進む農業の持続的な発展に向けて、さらなる生産性の向上に取り組んでいきます。

植物病院

PLANT CLINIC

近年の植物科学の研究によって、多くの植物病についてその発生メカニズムが解明されています。一方で、現在の農業は20世紀の緑の革命から大きな変化はなく、農薬を用いた画一的な病害防除が多くの地域で実践され続けているのも事実です。
ベジタリアは国家資格である「植物医師」のノウハウを活用することで、最先端の植物科学に基づいた病害虫対策を実現。植物医師による診断コンサルティングでは、現場で起きている課題の原因を科学的に特定し、最適な病害虫防除をご提案します。
植物病の多くは温度、湿度などで感染条件が特定できることが多く、農業IoTによるデータ取得と組み合わせると、病害虫の予察が劇的に改善されるのです。例えば根こぶ病をはじめとする土壌病害の分析・診断サービスにより特定の病害について簡易診断を行い、防除に関する的確なアドバイスを提供することができます。これらのサービスによって農家の皆様の生産コストの効率化、収量の安定化に寄与したいと考えています。

ファーム

FARM

ベジタリアでは北海道から九州まで全国にベジタリアファームを展開しています。そこでは農業IoTの実践を通じたベジタリアメソッドの高度化を検証すると同時に環境負荷の低い有機栽培への取り組みを行っています。
北海道のベジタリアファーム余市・仁木「自然農園」では、ブルーベリー、ラズベリー、ブドウなどの果樹を有機JAS認証を取得した畑で栽培。そこで収穫した果実を用いて自社ワイナリーで製造したワインは、日本で唯一の国産オーガニックワインとしての認証を取得するに至りました。ベジタリアでは最先端の農業技術を活用し、人と環境にやさしい有機栽培を今後もさらに拡大していきたいと考えています。

流通・販売

DISTRIBUTION

近年、消費者の健康志向は広がる一方で、野菜の消費量は減少し、また、その野菜に含まれる栄養素が低下していると言われています。同時に食の世界では、安心、安全でおいしいだけでなく、栄養素・機能性の高い農産物の提供が求められていることは言うまでもありません。
旬な時期に適切な栽培方法で生産された作物は、植物本来の力を宿すことで、栄養素が豊富でおいしくなります。ベジタリアでは自社農場であるベジタリアファームで生産した有機農産物をはじめとして、人と環境にやさしい食品の流通販売に取り組みはじめました。 環境負荷の低い農業で、栄養価の高いおいしい作物を生産する、そんな農家のみなさまと一緒にベジタリアは新しい食と健康のマーケットを切り開いていきたいと考えています。